我と我が身と彼のものと。

常在辞世。渋枯れ好みの“詫びオタク”…なんとなく更新中。

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雷面

かつて反転した火輪をめざして
東へ東へと 単騎の轍は刻まれてゆく
卑屈な蛙を轢きつぶし
下世話な蜈蚣を巻きちぎり

黒鉄の魂魄は 鎮魂歌をその胸に。

行き着く先は湖底の墓標
虚栄を殺す 孤高を面に刻みこんで

雷面

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テーマ:詩・想 - ジャンル:小説・文学

  1. 2013/11/26(火) 13:32:48
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七生泡沫

この空を見上げて 何年たったのだろう
十年か 百年か
あるいは千年かもしれない夜が明けたとき
朽ちた思考は順繰りに
その朧げな輪郭を取り戻してゆく

逆落しの水流が昇りつめるように
雛が卵殻へと孵化するように
ゆっくりと 少しづつ 明確に。

バカでかい十字架をひっかついだ
メキシコ辺りの牧師は言った

「さぁ、輪廻の時間だよ?」
お前を殺して この粗末な墓に埋めた
ダンゴムシどもを捕りに行こうじゃないか

七生泡沫

テーマ:詩・想 - ジャンル:小説・文学

  1. 2013/11/19(火) 15:21:14
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あるがまま ゆく

ぷかぷかと漂う。ごうごうと流れる。
暴風雨で増水したときも
日照りつづきで渇水したときも
ドブ川でも清流でも

仙人はただ 無心のまま水面に浮かんでいる。

米があるなら 米を食い
麦があるなら 麦を食い
稗しかなければ 稗を食う

生を比ぶる必須など、何処にだってありはしない

無意味な虚勢も張ることはせず
死ぬその時まで生きている。
どこでどう沈もうと それが人生なのだから

あるがまま ゆく

テーマ:詩・想 - ジャンル:小説・文学

  1. 2013/11/12(火) 12:12:33
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嫉妬/shit

「きっと、身を滅ぼしてしまうわよ?」

見るに見かねた蝶の警告は
けれど悉く 上の空に無視をされ

ケバケバしく驕った花は 案の定
血走った眼のスズメバチたちに
いいように喰い散らかされて泣きをみる

追いっぱぐられた 黴臭い岩影は
カナブンやカミキリらの掃き溜めだ。

だけど彼女は なんにも学ばない
「だって悪いのはいつだって
私を認めない世界の方なんだもの」

そうして今夜も 懲りることなく
アンモニア臭い海でダンスをするのだろう

嫉妬/shit

テーマ:詩・想 - ジャンル:小説・文学

  1. 2013/11/05(火) 13:55:37
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