更新履歴

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【  2013年11月  】 

雷面

2013.11.26 (Tue)

 かつて反転した火輪をめざして東へ東へと 単騎の轍は刻まれてゆく卑屈な蛙を轢きつぶし下世話な蜈蚣を巻きちぎり黒鉄の魂魄は 鎮魂歌をその胸に。行き着く先は湖底の墓標虚栄を殺す 孤高を面に刻みこんで...全文を読む

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七生泡沫

2013.11.19 (Tue)

 この空を見上げて 何年たったのだろう十年か 百年かあるいは千年かもしれない夜が明けたとき朽ちた思考は順繰りにその朧げな輪郭を取り戻してゆく逆落しの水流が昇りつめるように雛が卵殻へと孵化するようにゆっくりと 少しづつ 明確に。バカでかい十字架をひっかついだメキシコ辺りの牧師は言った 「さぁ、輪廻の時間だよ?」お前を殺して この粗末な墓に埋めた ダンゴムシどもを捕りに行こうじゃないか...全文を読む

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あるがまま ゆく

2013.11.12 (Tue)

 ぷかぷかと漂う。ごうごうと流れる。暴風雨で増水したときも日照りつづきで渇水したときも ドブ川でも清流でも 仙人はただ 無心のまま水面に浮かんでいる。米があるなら 米を食い麦があるなら 麦を食い稗しかなければ 稗を食う生を比ぶる必須など、何処にだってありはしない無意味な虚勢も張ることはせず死ぬその時まで生きている。どこでどう沈もうと それが人生なのだから...全文を読む

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嫉妬/shit

2013.11.05 (Tue)

 「きっと、身を滅ぼしてしまうわよ?」見るに見かねた蝶の警告はけれど悉く 上の空に無視をされケバケバしく驕った花は 案の定血走った眼のスズメバチたちにいいように喰い散らかされて泣きをみる追いっぱぐられた 黴臭い岩影はカナブンやカミキリらの掃き溜めだ。だけど彼女は なんにも学ばない「だって悪いのはいつだって私を認めない世界の方なんだもの」そうして今夜も 懲りることなくアンモニア臭い海でダンスをするのだろう...全文を読む

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