我と我が身と彼のものと。

常在辞世。渋枯れ好みの“詫びオタク”…なんとなく更新中。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--
  2. スポンサー広告

深夜行

叢を刈り割って這い出すと 線路が一本だけ延びていた
血溜りの先にやっと見つけた、赤錆びた線路だ

忘却の果てに横たわる 朽ちた駅舎のプラットホーム。
六つのうち四つが欠けたベンチに背をあずけ
駅長は退屈そうに ちびた紫煙をくゆらせている

こいつは街に向かうのかい?
訊ねると「さぁ」とだけ答える片腕は
根元のところから 袖が風にたなびいていた

「行く先が煉獄なら、帰る道はきっとドブ泥の底だろうよ」

ならば天を仰ぎ 胸を張って進もう
振り向く暇も 俯く暇も 人生にはないのだから

深夜行

関連記事
スポンサーサイト

テーマ:詩・想 - ジャンル:小説・文学

  1. 2013/10/09(水) 16:30:20
  2. 深夜行のトラックバック:0
  3. 深夜行のコメント:0

Home

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://douhan355.blog.fc2.com/tb.php/364-be8f05a9
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。